最終更新日:2023年5月9日

監修者:よつば総合法律事務所
弁護士 大澤一郎

「もっと早く相談すればよかった!」

借金問題で事務所を訪れた皆様からよくいただく言葉です。最初から債務整理を弁護士に依頼しようと考えてお金を借りる人はいません。

ぎりぎりまで頑張って、収入を増やすため仕事を掛け持ちしたり、生活費を減らしたりして返済を続けていきます。「自力で借金問題を解決する」ことは確かに基本です。

しかし、「もっと早く相談すればよかった!」と弁護士への相談の際におっしゃる方が多いことも事実です。

皆様が本当に大切なことは何でしょうか?

皆様が本当に大切なことは何でしょうか?

借入が多いと毎月の支払が気になり、とにかく毎月の返済を優先して生活しがちです。

しかし、よく考えてみると、毎月の返済より大切なことがあるのではないでしょうか?

本当に大切なことは、家族であったり、自分自身の心の平穏や健康ではないでしょうか。

毎月の支払に追われると、自分の幸せや周りの大切な人の幸せを忘れてしまいがちです。

借金問題を解決するためには、優先順位を決めることが重要です。

皆様が本当に大切なことは何でしょうか?

過去の状況を一度整理して、人生の再スタートをすることが大切です。

最悪の事態を想定・覚悟すれば問題はほぼ解決します

債務整理の方法には、任意整理 、個人再生 、自己破産 があります。法律を使えば借金問題は解決します。

ただし、債務整理にはデメリットもあります。そのため、まずは最悪の事態を想定・覚悟しましょう。その上で解決策を考え行動しましょう。

具体的には、次の3ステップで考え、行動しましょう。

ステップ1 最悪の事態を想定する

まず、今考えられる最悪の事態を想定します。借金問題での最悪の事態は、自己破産により大きな財産を失ってしまうことでしょう。

また、自己破産の場合、同居の家族に自己破産の事実が発覚してしまうことが多いです。

ステップ2 最悪の事態を受け入れる

最悪の事態が起こる可能性は否定できません。最悪の事態が起こることを自分の心の中で受け入れましょう。

最悪の事態が起こることを自分の心の中で受け入れると、少しやる気が出てくるはずです。

ステップ3 解決策を考える

最悪の事態を想定し、最悪の事態が起こることを受け入れたら、あとは弁護士の出番です。

弁護士に相談すれば解決方法が見つかるでしょう。

金融機関は味方ではありません

「借りたものは返さなくてはいけない」という気持ちは当然の気持ちです。

しかし、金融機関は利息を取り皆様にお金を貸していることを忘れてはいけません。

しかも、担当者も仕事として皆様に接しているのです。もちろん、金融機関は一定割合で返済がなくても利益が出るよう利率を決めています。

金融機関は皆様の敵ではありませんが、皆様の味方でもありません。本当の味方は皆様の家族や友人であったり、弁護士です。

同居の家族と協力しましょう

同居の家族に秘密で借入をしている場合があります。

しかし、支払が難しい場合、同居の家族には今までの経緯を説明することをお勧めします。

秘密にしたまま一生を過ごすことはとてもやましい気持ちでうしろめたいと思います。

また、そもそも、同居の家族はあなたの言動などから既に皆様の借金を知っている可能性が高いです。

自分から借金の事実を家族に伝えるのと、裁判所等から書類が届いて借金の事実が発覚するのでは、大幅に意味が異なります。

同居の家族には借金のことを説明し、同居の家族と協力しましょう。

私たちの想い

自分の努力だけでは解決できない問題があります

借金問題こそ、自分の努力だけでは解決できない問題であり、実績ある弁護士に相談しなければいけません。

事務所にお越しになった際には絶望し、うつむき、落ち込んでいる方も、事務所を出る際には明るく、前向きな気持ちになって出て行くことが多いです。

そして出てくる言葉が「もっと早く相談すればよかった!」という言葉なのです。

私の家族・友達でも借金で困っている人は今まで多数いました。

いかに借金の問題が皆様にとって深刻な問題かを私たちは十分理解しています。

よつば総合法律事務所への相談が、皆様の問題解決のための第一歩になれば、私たちにとってこんなにうれしいことはありません。


借金問題は解決できます!

勇気を出して、解決のための第一歩を踏み出しましょう!

弁護士 大澤一郎