ここでは、債務整理の方法とした自己破産を選択した場合の自己破産とクレジットカードについて解説します。

自己破産をするとクレジットカードを利用できなくなるのでしょうか。

(1)自己破産の際に既に使用しているクレジットカードについて

自己破産をする場合、ショッピング・キャッシングを問わず、借金がある業者全てに対して自己破産をする旨の通知を送る必要があります。

その場合、自己破産する旨の通知を受けたクレジットカード会社はクレジットカードの利用をできなくする措置をとりますので、自己破産をした場合、クレジットカードの使用はできなくなります。

(2)自己破産の際に使用していないクレジットカードについて

自己破産をする場合、各金融機関が利用する信用情報機関に事故情報として登録されることになります。いわゆるプラックリストといわれる情報です。信用情報機関は、銀行系・信販系・消費者金融系と別ですが、各機関は情報を共有しています。

ですから、自己破産のような事故情報は、すべての機関に共有される情報になります。おおむね7年前後情報が記載されます。最長で10年くらい記載される可能性もあります。そのため、自己破産をした際に使用していなかったクレジットカードであっても使用できなくなります。

自己破産後に新たにクレジットカードを作成できるでしょうか。

いわゆるブラックリストに自己破産した旨の情報が載りますので、新たなクレジットカードの作成は7年程度の間、極めて難しいと思われます。ただし、融資の基準は各金融機関によって違いますから、自己破産したらかと言って絶対に審査に通らないというわけではありません。

最終的には、各金融機関で問い合わせてみるしかないでしょう。

ブラックリストでもOKというクレジットカードの広告を見つけたのですが、本当でしょうか。

最近は、債務整理をしていてもOK、ブラックリストでも.OK.というクレジットカードの広告がたまにあります。

しかし、このような会社はたいてい違法な金利で貸し出すヤミ金です。甘い誘いに乗らないように気をつけましょう。

海外出張・インターネット等でどうしてもクレジットカードを使用したいのですが、どのようにすればよいでしょうか。

海外出張、インターネットでの買い物等、どうしてもクレジットカードを使用したいという方にはデビットカードをお勧めしています。デビットカードは、預金口座に預金がある場合、その預金の範囲内でクレジットカードと同様の決済ができるカードです。

どうしてもクレジットカードのようなカードを使用したいという方はご検討下さい。このデビットカードであれば、自己破産をしたとしてもクレジットカードのように海外出張・インターネット等で使用することが可能です。当事務所では特定の金融機関の宣伝をすることはしていませんので、ご興味がある方は「デビットカード」「VISA」等の用語で検索していただければと思います。

キャッシングはできなくなってもショッピングは可能ですか。

債務整理をした場合、残念ながら、キャッシング部分のクレジットカードのみではなく、ショッピング分のクレジットカードも使用ができなくなります。

クレジットカードのショッピングとは、結局、商品を購入する代金を借り入れしているという意味では、借入金であるからです。

クレジットカード払いにしていた公共料金や各種料金の引き落とし等もできなくなりますので、自己破産をする場合にはこれらの点に関する手当をすることが必要となります。


ここでは、債務整理の方法のうち自己破産を選択した場合の、自己破産とクレジットカードについて解説しました。自己破産とクレジットカードについての詳細、債務整理の詳細は弁護士等の法律の専門家にご相談下さい。