最終更新日：2023年5月26日
原則として使えません。また、5年から10年は新しいクレジットカードの作成が難しいです。
- 監修者：よつば総合法律事務所
- 弁護士 大澤一郎
目次
債務整理をしてもクレジットカードは利用できますか？
- 債務整理をする通知を送付した場合、送付した会社のクレジットカードは利用できなくなります。
- 債務整理をすると信用情報機関に登録されます。いわゆる「ブラックリスト」です。ブラックリストに登録された場合、すぐではないかもしれませんが、何も通知を送付していないクレジットカードも通常利用できなくなります。
- 債務整理をした場合、キャッシング・ショッピング共に利用できなくなります。
- 債務整理をするとクレジットカードが利用できなくなるのは、自己破産・個人再生・任意整理共通です。
- 完済済の過払い金返還請求の場合、過払い金返還請求をしたクレジットカードは利用できなくなります。ただし、その他のクレジットカードはそのまま利用できることが多いです。
- 債務整理をするとクレジットカードのポイントも失効することが多いです。
- クレジットカードが利用できなくなると、クレジットカードに付帯しているETCカードも使えなくなることが多いです。
債務整理後にクレジットカードを新たに作成できますか？
- 債務整理をすると信用情報機関（ブラックリスト）に登録されます。そのため、クレジットカードは5年から10年間作成はできません。信用情報機関の詳細は以下をご確認下さい。
- ただし、金融機関の判断次第では、5年以内であってもクレジットカードの審査が通ることもあります。
どうしてもクレジットカードを利用したい場合
- クレジットカードではありませんが、デビットカードというカードがあります。デビットカードは「VISA」「MASTERCARD」「AMEX」「JCB」などの名前が入っています。デビットカードは預金口座にお金を入れておけばクレジットカードと同じように利用できます。
- 新しいクレジットカードを作れるかどうかは次のような事情が考慮されます。
- 債務整理をした業者と同一の業者はクレジットカードの作成が難しいことが多いです。
- 申込をする場合には1社にだけ申込をしましょう。複数社に同時に申込をすると、「お金に困っている」と金融機関に判断され審査が厳しくなります。
- 審査に落ちた場合にはしばらく時間を開けてからの申込の方がよいです。すぐに申込をすると「お金に困っている」と判断され審査が厳しくなります。
- 限度額の低いクレジットカードの方が審査が通りやすいことが多いです。
クレジットカードに頼らない生活をしましょう
- クレジットカードを利用しすぎた結果として債務整理に至ってしまうことは多いです。
- クレジットカードの利用は結局「借金」です。クレジットカードを利用しなくても生活ができることが理想です。
- 「債務整理をしてクレジットカードを使わなくなったので借金をしなくなって気が楽になった」という方も多くいます。クレジットカードに頼らない生活をしましょう。
まとめ
- 債務整理をするとクレジットカードは利用できません。
- 債務整理をすると5年から10年はクレジットカードが新たに作れないことが多いです。
- どうしてもクレジットカードを利用したい場合、デビットカードを利用しましょう。
（監修者：弁護士 大澤一郎）
