最終更新日:2024年11月14日

千葉県流山市運河在住の山本様(仮名)の解決事例

相談者 30代 男性(会社員)
相談内容
借入先
の数
10社
担当
弁護士
借金の理由 住宅ローン

借入総額

3400万円→ 0

毎月の返済額

月額18万円→ 0

ご相談までの背景

山本様(仮名)(千葉県流山市)は、もともとご夫婦で戸建て住宅に住んでいました。

しかし、妻と離婚し、相談当時は一人で戸建て住宅に住んでいました。

山本様には3000万円以上の住宅ローンが残っています。400万円以上のカードローンもあります。毎月借金を増やしながら生活している状況でした。

生活が苦しい状況が続き、借金や今後の生活について悩み、法律事務所に問い合わせをしました。

山本様の状況のまとめ

  1. 3000万円以上の住宅ローンあり。毎月の返済が10万円
  2. カードローンが総額400万円。毎月の返済が8万円
  3. 月収は手取りで25万円
  4. 生活費は月20万円
  5. 毎月借金を増やしながら生活している状況

解決までの流れ

1. 借金を整理する前に収支のバランスを整える

山本様は法律事務所に問い合わせをした数日後、弁護士に面談して相談しました。

手取り収入25万円に対し、生活費を含めた月々の支払いは38万円です。完全に赤字です。

月々の収支が赤字の状況では、弁護士に依頼しても生活の再建は難しいです。そこで、家計表を確認しながら、どの支出を減らすのかを相談しました。

家計表で一番大きな支出は住宅ローンです。山本様は、自宅にそこまでこだわりはありませんでした。引っ越しすれば確実に月々の支払いは減ります。

そこで、山本様は戸建て住宅から賃貸物件に引っ越すことにしました。

2. 残った自宅は最終的に売却

残った自宅をどうするかは悩ましい問題です。自宅には担保である抵当権が設定されています。そのため、山本様は自由に自宅を売却できません。

そのため、自己破産の申立を行い、破産手続の開始決定後に管財人に不動産の処分をしてもらうという方針にしました。

3. 自己破産による免責で借金がゼロに

自己破産に必要な書類をそろえて、裁判所に申し立てをしました。

管財人との打ち合わせや裁判所での債権者集会をして、無事借金がゼロになりました。

借金総額のまとめ

相談時:3400万円→手続き後:0

月々の返済額のまとめ

相談時:月額18万円→手続き後:0

弁護士のコメント

生活を建て直すために重要なことは収支のバランスです。収支のバランスが悪いと借金を整理しても根本的な解決になりません。

まずは、弁護士との打ち合わせや家計表の作成・分析等により、収支のバランスを整える努力が重要です。

収支のバランスが整えば、借金を整理して生活を建て直せます。

本事例のように、配偶者と離婚して、一人で戸建て住宅に居住し、住宅ローンの支払いが厳しい方は多いです。

このような事案でも借金を整理できます。同じような問題で悩まれている方は、まずは弁護士にご相談ください。

本解決事例についてのご質問と回答

Q 自宅を残したいときはどうすればよいですか?

個人再生申立がおすすめです。個人再生がうまくいくと、住宅ローンはそのまま支払いつつ、その他の借金を大幅に減らすことができます。

Q 破産では管財人が付かないこともありますか?

あります。破産手続は2種類あります。同時廃止と少額管財です。簡単な手続きである同時廃止であれば管財人は付きません。

Q 債権者集会はしないこともありますか?

同時廃止手続きのときは債権者集会はしません。少額管財手続きのときは債権者集会をします。


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(監修者:弁護士 辻悠祐