千葉県柏市若柴の柿崎柚斗様(仮名)の解決事例

相談者 30代 男性(会社員)
相談内容
取引
金融会社
7社
担当
弁護士

手続き後の返済額

月々/0

ご相談までの背景

柿崎様(仮名)が当事務所にはじめてご相談にいらしたときは、返済できるような金額ではない債務を抱えられており、また一部の債権者からは訴訟提起もされている状況でした。借金苦で今後についても大変不安に思われていました。その他、会社には債務のことは知られたくないという希望もお持ちでした。

相談時は、柿崎様からご事情をお伺いさせて頂きましたが、その収入・財産状況に比べて債務額が大きく、任意整理により各業者と交渉して月々の返済額を圧縮することができたとしても、返済をしていくことはかなり負担で困難な状況でした。

そのため、任意整理ではなく、破産する方針で当事務所にご依頼頂きました。

また、訴訟提起をされていましたので、その対応も併せてご依頼頂きました。ご依頼いただく際には、破産をすると官報に載ることや訴訟を起こされていることもあり給料差し押さえをされ、会社に知られてしまう可能性もあることもご説明・ご了承いただき破産申し立ての準備をしていくこととなりました。

弁護士よりコメント

1. 弁護士が関わった結果

今回は、財産状況から同時廃止ではなく破産管財事件となりました。

まず、破産開始決定がでると速やかに破産管財人に連絡をとり、裁判所において自動車について自由財産の拡張決定をしていただきました。自動車は通勤等でどうしても使用しなければならないご事情がありましたので、その旨を破産管財人に丁寧に説明して、早期に自動車のみ自由財産の拡張決定を出していただきました。

破産管財人からは、家計表を破産開始決定後も毎月提出するよう指示がありました。また、過去の預貯金通帳をみるとまとまった金額の出金がありましたので、その使途等について説明するよう指示がありました。

上記指示に対しては、ご依頼者の方に事情をお伺いしながら、毎月家計表を完成させ破産管財人に提出致しました。

預貯金通帳記載のまとまった金額の出金については、その経緯や使途等について破産管財人に報告をしましたが、不明な点があるとして質問文書がくるなど何度も質問を受けました。

過去のことであったこともあり、ご依頼者の方の記憶も曖昧なところがありましたので、思い出せる範囲でなんとか思い出して頂き、それを報告書にして提出致しました。

当事務所からの報告書以外に、破産管財人でも裏付けをとるための独自調査も行われました。それによっても、不明な点が解消されなかったこともあり、何度か説明のため破産管財人事務所を訪問するなど、可能な限り破産管財人の調査に誠実に協力しました。

その結果、不明な点は残りましたが、最終的に破産手続は終わり、免責許可決定がでるに至りました。

 

2. 解決のポイント

(1)早期のご相談

柿崎様は、ご相談に来られる前は債務の返済でかなり苦労されていました。

また、一部の債権者から訴訟提起も起こされており、放置していると給料差し押さえを受けて会社に対しても事情が知られてしまう可能性もありました。

今回は訴訟提起されてすぐいらしていただきましたので、弁護士が入って訴訟対応することができ、給料差し押さえをされることもありませんでした。

(2)破産管財人の調査・指示に対する誠実な対応

破産すると破産者は破産管財人の調査に協力をする必要があります。今回は預貯金通帳の履歴から、まとまった金額の引き出しについて、不明瞭な点があり、ご依頼者の方の記憶も曖昧であったため、調査が長期かつ複数回にわたり行われました。

その調査に対して、ご依頼者の方も仕事をされていましたので時間調整をしながら、当職と何度も打ち合わせをするだけでなく、何度も破産管財人事務所に面談にもいき、可能な限り誠実に破産管財人の調査に協力致しました。

その結果、不明瞭な点は残りましたが、免責許可決定がでました。このように過去のことについて、記憶があいまいで記録も残っていないような場合でも、可能な限り誠実に対応することで、破産者の経済的再生のために免責許可決定を得ることができる可能性が高くなると感じています。


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