茨城県龍ケ崎市在住の斉藤実樹雄様(仮名)の解決事例
斉藤様(仮名)は、茨城県龍ケ崎市在住の40代の会社員の男性です。これまで、貸金業者や信販会社の計5社と取引があり、いずれも15年ほど前から利用していました。
そのうち貸金業者2社については数年前に完済していましたが、残りの信販会社3社は合計150万円ほどの負債が残っており、家族が増えたことや収入が減ったことが影響して、返済が苦しい状況に陥っていました。
斉藤様は、以前に当事務所で債務整理の手続きを行っていた知人の方から当事務所の話を聞き、当事務所にご相談にいらっしゃいました。
斉藤様は、当初は自己破産することも頭に入れていらっしゃいましたが、ご相談の結果、完済している貸金業者2社から過払い金が戻って来る可能性があることが判明しました。
そこで、当事務所で受任し、まずは完済した貸金業者2社に対して過払金返還請求訴訟を提起し、訴訟を進めたところ、結果として合計で200万円ほどの過払い金が戻ってきました。
斉藤様は、戻ってきた過払い金を使って、債務が残っていた信販会社3社の債務を完済し、長く苦しんできた借金生活を終わりにすることができました。
弁護士よりコメント
過払い金とは、貸金業者に利息制限法の上限を超えた利息を払い続けていた場合の払い過ぎた利息のことをいいます。
斉藤様は、他事務所のテレビCMなどを見て、過払い金について知ってはいらっしゃいましたが、まさか自分にも過払い金が戻って来るとは思っていないご様子でした。
過払い金は、発生していても貸金業者がお知らせしてくれることはありません。一般的には、これまでの取引履歴をもとに、弁護士などの専門家に計算をしてもらわないと、過払い金が発生しているのか、発生しているとして、いくらになっているのかは、分からないと思います。
10年以上前から貸金業者と取引があった方は、自分に過払い金が戻って来るかを一度弁護士にご相談されることをお勧めします。
なお、過払い金の返還請求権には時効があり、完済など最終取引日から10年経過してしまうと、原則的には時効により権利が消滅し、過払い金を取り戻すことができなくなる可能性があるので注意が必要です。
今回は、過払い金が戻って来たことで、そのお金を使って、残りの債務を完済することができました。
最初に当事務所にご相談にいらっしゃった際には、斉藤様の表情は暗く、元気がないご様子でしたが、過払い金が戻ってきて債務が残っていた信販会社の債務を完済できたときには、表情が明るくなり、元気なご様子になられており、弁護士としてもとてもうれしい気持ちになりました。
借金問題で苦しんでいらっしゃる方には、一人で悩まず、勇気を持って弁護士に相談をしていただければと思います。一緒に解決策を考えて参りましょう!
本解決事例についての質問と回答・解説
Q. いつころから取引がある場合、過払い金返還の可能性がありますか?
A. 2010年ころ以前より取引がある場合、過払い金返還の可能性があります。
Q. 訴訟をしないでも過払い金返還請求はできますか?
A. 一応可能です。ただし、訴訟をした方が適切妥当な金額の回収ができる可能性が高いです。そのため、訴訟をする解決の事案が多いです。
本解決事例に関連する質問と回答・解説
Q. 何年前に完済したかわからないのですが大丈夫ですか?
A. 大丈夫です。弁護士が業者から過去の取引の履歴を取り寄せしますので、何年前に完済したかはわかります。
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