千葉県我孫子市我孫子在住の梶川泰之様(仮名)の解決事例

相談者 50代 男性(自営業)
相談内容
借入先
の数
7社
担当
弁護士

手続き後の返済額

月々/25万円→ 0

ご相談までの背景

1. 破産に至る経緯

梶川さん(仮名)は、かつて建設業の会社に勤めていましたが、十数年後に独立され、その後一人で建設業の仕事をされていました。

独立後、しばらくは順調に仕事をしておられましたが、その後、取引先の破産や、受注する業務の減少により、段々と経営が悪化していきました。

経営は悪化し、返済は遅れることもあるものの、できていたこともあり、すぐに破産手続きを行うべき状態にはありませんでしたが、今後の見通しが立たずに、将来への不安を抱えておられました。

また、お子さんの教育費もかかるようになり、このままではいけないと考えておられました。

2. ご相談

梶川さんは、知人に悩みを相談したところ、その知人から、一度弁護士に相談することを勧められ、当事務所にご相談にいらっしゃいました。

弁護士から、梶川さんに、破産手続の内容についてご説明させていただきました。

梶川さんは、初めて専門家から破産手続の説明を受けて、それまで抱いていた破産手続のイメージは誤ったものであり、生活再建のために、破産手続を選択することを前向きに考えられるようになりました。

また、仕事でも使っている自動車がなくなってしまっては、今後仕事ができなるのではないか、という心配をお持ちでしたので、その点についても丁寧にご説明させていただきました。

最終的には、梶川さんは、破産手続を進めるということで、当事務所で受任致しました。

弁護士よりコメント

1. 事案の解決

当事務所で、破産手続の準備を進め、裁判所に申し立てを行いました。

梶川さんは、自営業者であったことから、管財事件として手続が進みました。

自動車については、事前に、複数の業者から査定を取り、適正な金額で親族に買い取ってもらうという方法を採ることで、利用を継続することができました。そのお陰で、仕事の継続には支障が出ませんでした。

梶川さんは、破産手続の準備に協力的で、お願いした資料の提出も迅速にご対応いただいたおかげで、当事務所で受任後、約2ヶ月で裁判所に申し立てができました。

裁判所での手続きも順調に進み、1回目の債権者集会をもって手続終了となり、免責の決定を受けることになりました。梶川さんは、「仕事も継続でき、生活再建にも目途が立ちました。」とおっしゃっておられました。

2. 破産手続のご説明

梶川さんは、当初、破産手続を行うと、すべての財産を失い、仕事の継続もできない、いろいろな権利が制限されるというイメージを持たれていたようです。

梶川さんに限らず、多くのご相談者様とお話をさせていただくと、破産手続に関して、誤ったイメージをお持ちの方が多くいらっしゃるという印象を受けます。

破産手続は、生活再建を目指すための制度であり、そのための方策も準備されています。

破産手続をすべきかどうか迷われている方は、一度お近くの専門家にご相談されることをお勧め致します。

3. 自動車

カーローンの支払が終了している自動車については、何らかの手続きを取ることにより、自動車を継続して利用することが可能な場合があります。

もっとも、法的に誤った方法を採った場合には、破産手続の中で大きな問題になってしまいますので、専門家にご相談いただき、慎重に対処する必要があります。


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